東京スポーツ5月12日 11時30分
https://www.tokyo-sports.co.jp/social/4186643/
新聞、テレビの報道でも「マスクをいつ外すか」がテーマになるほど。そんなマスク議論を誰よりも固唾をのんで見守っているのが、使用済みマスクの売買に携わっている人たちかもしれない。ここ1か月で大手メディアでは使用済みマスクを売る女性たちが取り上げられていた。
毎日新聞は「『キスマーク+100円』使用済みマスクの売買は法に触れないか」と4日に配信し、FNNプライムオンラインは4月18日に「『#使用済みマスク売ります』18歳女性『下着よりハードル低い』1枚約1000円で販売…手軽な一方で潜む危険」と伝えている。社会問題なのだ。
今もツイッターには「使用済みマスク売ります」との書き込みがある。SNS事情に詳しいライターは「本当に女性が売っているのかは分かりませんよ。たとえ女性でも一瞬しか着用してないマスクかもしれないし」と、なりすましもあり得ると指摘した。
そもそも使用済みマスクの何がいいというのか。数か月前に18歳女性のマスクを入手したという50代男性は「使用済みマスクの魅力は口と接しているところだと思います。そのマスクを着用すれば間接キスです。口紅がついている必要は私はありません」と良さを教えてくれた。
そんな使用済みマスクを売買する人たちはマスク社会がどうなってほしいと思っているのだろう。フェチ事情に詳しい人物は「使用済みマスクを売買する人たちからすると『今のままマスク着用の社会でいい』と思っているのではないか」と指摘した。
「脱マスクとなってマスクをする人が減り、使用済みマスクがレア化して、今より高額で取引されることも想定はできますが、買う人も減るかもしれない。そもそも使用済みマスクは原価が安いので、売り手の女性はラクです。マスク着用の社会のまま薄利多売でもそこそこ稼げています。買う方も安いままでいいでしょうし」
つまり、変化の必要を感じていないわけだ。
(本文一部略)