警察官に退職強要で裁判・控訴審で慰謝料増額の判決
4/21(木) 19:03配信
https://news.yahoo.co.jp/articles/f7a664ce266bb3e1b502f1b5ee634f6e8f01f7e2
警察の幹部から退職を強要されたなどとして、
現職の男性警察官が県に慰謝料を求めた裁判の、高裁判決です。
広島高裁は原告の訴えを認め、
1審の80万円を上回る150万円の慰謝料を支払うよう、県に命じました。
この裁判は、男性警察官が警察幹部からの退職の強要や私生活への介入などで
精神的な苦痛を受けたとして、県に対し慰謝料の支払いを求めたものです。
去年9月、1審の山口地裁は
警察幹部の行動で「多大な絶望感や屈辱感などの精神的苦痛を被った」とし、
県に対し80万円の慰謝料の支払いを命じました。
双方が控訴し、きょう判決を迎えました。
横溝邦彦裁判長は
「退職の強要などは執ように組織的に行われていて、違法なもの」とし、
「悪質性は大きい」と指摘。
県側の「言動が相当性を逸脱したものとは言いがたい」とする主張は
採用できないとし、
1審の80万円を上回る150万円の慰謝料の支払いを県に命じました。
判決のあと会見で、男性の代理人は、
「完全勝訴と言え、今後の同種の事件の先例になるなど価値があるもの」と
しました。
県警は「判決の内容を精査して今後の対応を検討する」とコメントしています。
記者
「今回の判決では1審と異なり、離婚の強要など私生活への介入についても
違法性が認められたことがポイントです。
原告側は県警に対して、パワハラなどが起きないよう
組織のあり方を見直してほしいと話していました」
4/21(木) 19:03配信
https://news.yahoo.co.jp/articles/f7a664ce266bb3e1b502f1b5ee634f6e8f01f7e2
警察の幹部から退職を強要されたなどとして、
現職の男性警察官が県に慰謝料を求めた裁判の、高裁判決です。
広島高裁は原告の訴えを認め、
1審の80万円を上回る150万円の慰謝料を支払うよう、県に命じました。
この裁判は、男性警察官が警察幹部からの退職の強要や私生活への介入などで
精神的な苦痛を受けたとして、県に対し慰謝料の支払いを求めたものです。
去年9月、1審の山口地裁は
警察幹部の行動で「多大な絶望感や屈辱感などの精神的苦痛を被った」とし、
県に対し80万円の慰謝料の支払いを命じました。
双方が控訴し、きょう判決を迎えました。
横溝邦彦裁判長は
「退職の強要などは執ように組織的に行われていて、違法なもの」とし、
「悪質性は大きい」と指摘。
県側の「言動が相当性を逸脱したものとは言いがたい」とする主張は
採用できないとし、
1審の80万円を上回る150万円の慰謝料の支払いを県に命じました。
判決のあと会見で、男性の代理人は、
「完全勝訴と言え、今後の同種の事件の先例になるなど価値があるもの」と
しました。
県警は「判決の内容を精査して今後の対応を検討する」とコメントしています。
記者
「今回の判決では1審と異なり、離婚の強要など私生活への介入についても
違法性が認められたことがポイントです。
原告側は県警に対して、パワハラなどが起きないよう
組織のあり方を見直してほしいと話していました」