露トランスコンテナ、日本発欧向け鉄道輸送 継続。中国経由もオプションに
https://www.jmd.co.jp/article.php?no=275928
ロシアの貨物鉄道輸送大手トランスコンテナ(TC)は、シベリア鉄道を使った、日本発欧州向けトランジット(通過)貨物の取り扱いを継続している。TC日本駐在事務所のリュドミラ・イリエノク所長は「われわれはロジスティクス企業だ。欧州向け物流に課題を感じている日本の荷主に対して、ソリューションを提供できる」と語る。ロシア経由だけでなく、中国港から中国横断鉄道を使った代替ルートなども準備しているという。
ウクライナ情勢に対応し、一部大手船社、物流業者では、ロシア経由のアジア―欧州間鉄道輸送の引き受けを中止する動きもあるが、大陸横断鉄道自体は18日時点で問題なく運行されている。
TCは昨年半ばから日本発欧州向けのシー&レール輸送を開始した。現在は、ロシア極東ボストチヌイ港で鉄道に接続し、モスクワ、エカテリンブルクなどロシア内陸、ポーランド・マワシェビチェ向けなどにブロックトレイン(再編成を行わないコンテナ専用列車)を運行している。マワシェビチェからは、TC欧州法人が、陸送・鉄道輸送で、ドア・ツー・ドア輸送を手配できる。
日本から極東ロシア港への海上輸送では、サービスを継続している複数の船社の利用を予定しているという。
輸送日数は平常時に比べて長期化しているが、ドイツ内陸部などであれば日本港積みから50日前後で輸送できるとしている。
コンテナは、東京、横浜、神戸、名古屋、博多、富山の各デポで供給可能。また、使用後の空コンテナは、マワシェビチェのほか、独ハンブルク、ベルギー・アントワープ、蘭ロッテルダム、チェコ・オストラバなど欧州側コンテナデポに返却できる。
支払いについては、欧米の金融制裁対象にならない銀行にアカウントを開設しており、滞りなく決済が行われるとしている。
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ロシアの貨物鉄道輸送大手トランスコンテナ(TC)は、シベリア鉄道を使った、日本発欧州向けトランジット(通過)貨物の取り扱いを継続している。TC日本駐在事務所のリュドミラ・イリエノク所長は「われわれはロジスティクス企業だ。欧州向け物流に課題を感じている日本の荷主に対して、ソリューションを提供できる」と語る。ロシア経由だけでなく、中国港から中国横断鉄道を使った代替ルートなども準備しているという。
ウクライナ情勢に対応し、一部大手船社、物流業者では、ロシア経由のアジア―欧州間鉄道輸送の引き受けを中止する動きもあるが、大陸横断鉄道自体は18日時点で問題なく運行されている。
TCは昨年半ばから日本発欧州向けのシー&レール輸送を開始した。現在は、ロシア極東ボストチヌイ港で鉄道に接続し、モスクワ、エカテリンブルクなどロシア内陸、ポーランド・マワシェビチェ向けなどにブロックトレイン(再編成を行わないコンテナ専用列車)を運行している。マワシェビチェからは、TC欧州法人が、陸送・鉄道輸送で、ドア・ツー・ドア輸送を手配できる。
日本から極東ロシア港への海上輸送では、サービスを継続している複数の船社の利用を予定しているという。
輸送日数は平常時に比べて長期化しているが、ドイツ内陸部などであれば日本港積みから50日前後で輸送できるとしている。
コンテナは、東京、横浜、神戸、名古屋、博多、富山の各デポで供給可能。また、使用後の空コンテナは、マワシェビチェのほか、独ハンブルク、ベルギー・アントワープ、蘭ロッテルダム、チェコ・オストラバなど欧州側コンテナデポに返却できる。
支払いについては、欧米の金融制裁対象にならない銀行にアカウントを開設しており、滞りなく決済が行われるとしている。