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ワルシャワにある日本大使館では、ポーランド南部のジェシュフにある連絡事務所とともに、現地での支援活動の情報収集や、ウクライナに残っている日本人の安否や帰国の意向の確認を行っている。宮島氏は2020年11月にポーランドに大使として着任。現在ウクライナの隣国の最前線で陣頭指揮を執っている。
ワルシャワでも避難民を受け入れる施設が次々と設置されている。宮島氏はこう語る。
「国境から最初に向かう大きな街がワルシャワです。多くの避難民はまさに着の身着のままで、まずは避難施設で温かい食事を取って一時休みます。ボランティアは何が必要なのかを避難民から聞き取りして、例えば住むところがないのであれば手配したり、別の都市への車をアレンジしたり、無料のSIMカード、女性や赤ちゃんも多く、シャンプー、ミルクや生理用品などを渡したりします。また衣類や靴も様々なサイズのものがあります」
ただ「ここでもミスマッチの問題が起きつつある」と宮島氏はいう。
「衣服などはどんどん運び込まれてきて整理整頓が十分で無く、どうしてもいわゆるミスマッチが生じます。私は3.11の時、首相官邸危機管理センターで各国の支援物資の受け入れを担当しました。当時も世界中から善意が集まるのはありがたかったのですが、実際に必要とするものが必ずしも被災地の人々に届きにくいとう問題がありました」
ウクライナからの鉄道が停まる国境に近いプシェミシュルの駅で、宮島氏は女性だけの家族に出会った。
「成人男性が国外に出られないので、避難民は女性が圧倒的に多いです。訪れた日は自宅にあった折り紙セットをとりあえず持参しました。ウクライナ語も分からず誰にも声をかけられず、たまたま眼の合ったお母さんに折り紙を渡そうとしたら、女の子が目ざとく見つけて、彼女の方から『オリガミ』と言って寄ってきてくれました」
そしてこの家族と撮ったのがこちらの写真だ。
「折り紙を渡したら、ウィンクしてくれたんです。正直かなり落ち込んでいたので、私自身この子の笑顔に救われた感じがしました。これを見ていたお母さんの表情も明るくなり、それじゃ一緒に撮りましょうかと言って、撮影したのがこの写真です。連絡先も聞けなかったので、送ってあげられないのが心残りです。いつでもどこでも子どもの笑顔は未来への希望です」
以下全文 FNN
https://news.yahoo.co.jp/articles/c4e75b1cfc8185b463c777e48a2c9908847ab4a4
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