日本を代表する映画評論家で日本映画大名誉学長の佐藤忠男(さとう・ただお、本名飯利忠男=いいり・ただお)さんが17日午後6時40分、胆のうがんのため死去した。91歳。新潟市出身。葬儀は近親者で営んだ。
電電公社などに勤務しながら映画誌などに執筆して注目され、上京後は評論家として活躍。雑誌「映画評論」「思想の科学」の編集長を務めた。
「日本映画史」(全4巻)「映画でわかる世界と日本」など、国内外の映画を体系的に取り上げた著書を多数発表。戦時中の体験に基づく教育論も展開した。
アジアなどの映画を積極的に紹介し「アジアフォーカス・福岡国際映画祭」などを企画した。
共同通信 2022/3/21 20:05 (JST)
3/21 20:20 (JST)updated
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