※ロイター
ロシア、米・カナダ首脳の入国禁止 政府との公式関係は維持
https://jp.reuters.com/article/ukraine-crisis-russia-sanctions-idJPKCN2LC1YY
2022年3月16日1:00 午前
ロイター編集
[ロンドン/ワシントン 15日 ロイター] - ロシアは15日、米国のバイデン大統領のほか、ブリンケン国務長官を含む米政府高官のロシア入国を禁止すると発表した。
ロシアが入国禁止としたのは他にオースティン国防長官、バーンズ中央情報局(CIA)長官、サリバン大統領補佐官(国家安全保障担当)ら。現政府高官ではないが、国務長官を務めたヒラリー・クリントン氏も入国禁止とした。
ロシア外務省はその後、カナダのトルドー首相の入国も禁止すると発表した。
ロシア外務省は政府との公式な関係は維持すると表明。必要に応じて入国を禁止した高官とも接触できるようにするとした。このため、入国禁止措置は象徴的な意味合いしか持たないとみられている。
こうした中、ホワイトハウスは、ロシア側が米大統領の名前の綴りから「ジュニア」という接尾語を省いたことで、誤ってバイデン大統領の亡くなった父親に制裁を課した可能性があると指摘。サキ報道官は「私たちの誰もロシアへの観光旅行を計画していないし、アクセスできない銀行口座を持っているわけでもない」とした。