[ワシントン 14日 ロイター] - 米連邦準備理事会(FRB)の副議長(金融規制担当)に指名されたサラ・ラスキン元FRB理事について、米民主党有力議員のジョー・マンチン上院議員は14日、不支持を表明した。ラスキン氏の起用には共和党議員らも反対しており、バイデン政権にとっては身内の造反はさらなる痛手となる。
マンチン氏は声明で「わが国の大切なエネルギー需要を満たすための、あらゆるエネルギー政策に関する資金繰りは決定的な重要性を持つのに、ラスキン氏のこれまでの公式発言はそうした私の懸念を十分払拭するものとなっておらず、彼女がFRBのメンバーに指名されることを支持できないという結論に至った」と述べた。
ホワイトハウスは引き続きラスキン氏を候補として推し、共和党の支持を取り付けたい考えを示唆。しかしマンチン氏が支持を見送ったことで、ラスキン氏が上院で承認されるには最低でも共和党議員1人の支持が必要で、情勢は厳しい。
上院銀行委員会の共和党トップであるパット・トゥーミー議員はブルームバーグテレビに対し、マンチン氏の不支持により、ラスキン氏の承認は「現実問題としておそらく」なくなったと語った。同委の共和党議員はラスキン氏の過去の発言から、就任すればグリーンエネルギー政策を推進し、石油・ガス企業に悪影響が及ぶとし、バイデン大統領が指名したFRB首脳人事の採決に出席を拒否してきた。
マンチン氏は国内2番目の産炭地であるウエストバージニア州選出。これまで何度もバイデン政権の目玉政策の法案通過を阻止している。
ホワイトハウスの高官は「ラスキン氏はこれまでFRB理事に指名された候補の中でも最も高い資質を持つ人物の1人だ」と強調。「しかるべき超党派の支持を得て上院で承認されるよう、われわれは取り組んでいる」と述べた。
一方、トゥーミー議員は、バイデン氏がFRB副議長に指名したブレイナード現理事、理事に指名したリサ・クック氏の承認に反対する考えだと明らかにした。
3/15(火) 4:28配信
https://news.yahoo.co.jp/articles/d820f37a4d11528146fe9500374b7277cd34745b
マンチン氏は声明で「わが国の大切なエネルギー需要を満たすための、あらゆるエネルギー政策に関する資金繰りは決定的な重要性を持つのに、ラスキン氏のこれまでの公式発言はそうした私の懸念を十分払拭するものとなっておらず、彼女がFRBのメンバーに指名されることを支持できないという結論に至った」と述べた。
ホワイトハウスは引き続きラスキン氏を候補として推し、共和党の支持を取り付けたい考えを示唆。しかしマンチン氏が支持を見送ったことで、ラスキン氏が上院で承認されるには最低でも共和党議員1人の支持が必要で、情勢は厳しい。
上院銀行委員会の共和党トップであるパット・トゥーミー議員はブルームバーグテレビに対し、マンチン氏の不支持により、ラスキン氏の承認は「現実問題としておそらく」なくなったと語った。同委の共和党議員はラスキン氏の過去の発言から、就任すればグリーンエネルギー政策を推進し、石油・ガス企業に悪影響が及ぶとし、バイデン大統領が指名したFRB首脳人事の採決に出席を拒否してきた。
マンチン氏は国内2番目の産炭地であるウエストバージニア州選出。これまで何度もバイデン政権の目玉政策の法案通過を阻止している。
ホワイトハウスの高官は「ラスキン氏はこれまでFRB理事に指名された候補の中でも最も高い資質を持つ人物の1人だ」と強調。「しかるべき超党派の支持を得て上院で承認されるよう、われわれは取り組んでいる」と述べた。
一方、トゥーミー議員は、バイデン氏がFRB副議長に指名したブレイナード現理事、理事に指名したリサ・クック氏の承認に反対する考えだと明らかにした。
3/15(火) 4:28配信
https://news.yahoo.co.jp/articles/d820f37a4d11528146fe9500374b7277cd34745b