イランのアミールアブドッラーヒヤーン外相
イラン外相、「協議決裂の場合は米と西側に責任」
https://parstoday.com/ja/news/iran-i93550
イランのアミールアブドッラーヒヤーン外相が、「対イラン制裁解除を目指すウィーン協議決裂の可能性があるが、その責任は米国と西側にある」と強調しました。
アミールアブドッラーヒヤーン外相は、第58回ミュンヘン安全保障会議会合に出席ためドイツを訪れていますが、会議の傍らで米CNNとのインタビューに応じ、その中でいかなるウィーン協議決裂の場合も責任はアメリカと西側にあるとしながら、「我々は、楽観的かつ真剣に合意到達に向けて努力している」と述べました。
続けて、「我々が楽観的であるのは、イラン政府がウィーンでの良い合意への到達に向けて真剣な意志を持っているからだ」と説明しました。
そして、「米国と西側関係国は、現実的な対応を取らない場合には必ずウィーン協議決裂を引き起こす」としました。
対イラン制裁解除を中心議題とするウィーン協議はこの数日、真剣な話し合いが続けられています。協議参加者の話では、同協議は慎重を要する段階に入っており、アメリカ政府は政治的決定によってその成否をはっきりさせる必要があるということです。
この1か月の間、ウィーン協議では合意本文下書きの最終稿作成のための作業が過密なスケジュールで行われています。この期間には、西側諸国とイラン協議団のそれぞれから、一連の提案が協議の俎上に乗せられ、このふたつの本文の共通項目に注目しながら様々な方面との意見交換を行うことで、本文内の意見対立部分が減少し、双方が対立のないひとつの合意文書へ進みだせるよう努力が重ねられてきました。