02月11日 18時52分
みのをかぶった若者たちに水を浴びせて商売繁盛などを願う山形県上山市の伝統行事「加勢鳥」が、2年ぶりに行われました。
「加勢鳥」は、わらで編んだみのをかぶって鳥にふんした若者たちが飛び跳ねながら商店街や温泉街を練り歩く江戸時代からの伝統行事です。
新型コロナウイルスの影響で、去年は神事のみとなりましたが、ことしは、参加者を3分の1に減らしたうえで市内2か所で演舞が披露され、若者たちが太鼓や笛の音に合わせて「カッカッカー」と声をあげると沿道の人たちがバケツに入った水を勢いよくかけていました。
「加勢鳥」は、お金を「稼ぐ」が語源とされ、商売繁盛や五穀豊じょうを願う行事ですが、水をかけることから火災予防の意味も込められ、若者たちは水が浴びせられるたびに大きな声を張り上げていました。
また、みのから抜け落ちた「わら」は縁起物とされていて、落ちているわらを拾って持ち帰る人もいました。
地元で農業を営む40代の男性は「加勢鳥が中止になった去年は、農作物も霜の被害を受けて大変だったが、ことしは良い年になりそうなので、春から農作業をがんばりたい」と話していました。
上山市民俗行事加勢鳥保存会の大澤健一会長は「一刻も早くコロナが収束して来年は通常通りやりたい」と話していました。
https://www3.nhk.or.jp/lnews/yamagata/20220211/6020012974.html
みのをかぶった若者たちに水を浴びせて商売繁盛などを願う山形県上山市の伝統行事「加勢鳥」が、2年ぶりに行われました。
「加勢鳥」は、わらで編んだみのをかぶって鳥にふんした若者たちが飛び跳ねながら商店街や温泉街を練り歩く江戸時代からの伝統行事です。
新型コロナウイルスの影響で、去年は神事のみとなりましたが、ことしは、参加者を3分の1に減らしたうえで市内2か所で演舞が披露され、若者たちが太鼓や笛の音に合わせて「カッカッカー」と声をあげると沿道の人たちがバケツに入った水を勢いよくかけていました。
「加勢鳥」は、お金を「稼ぐ」が語源とされ、商売繁盛や五穀豊じょうを願う行事ですが、水をかけることから火災予防の意味も込められ、若者たちは水が浴びせられるたびに大きな声を張り上げていました。
また、みのから抜け落ちた「わら」は縁起物とされていて、落ちているわらを拾って持ち帰る人もいました。
地元で農業を営む40代の男性は「加勢鳥が中止になった去年は、農作物も霜の被害を受けて大変だったが、ことしは良い年になりそうなので、春から農作業をがんばりたい」と話していました。
上山市民俗行事加勢鳥保存会の大澤健一会長は「一刻も早くコロナが収束して来年は通常通りやりたい」と話していました。
https://www3.nhk.or.jp/lnews/yamagata/20220211/6020012974.html