2022年2月9日 15:30
三重県志摩市の消防職員3人が複数の部下に対しパワーハラスメントを行っていたとして、停職3か月などの懲戒処分を受けました。
9日付けで停職3か月の懲戒処分を受けたのは、志摩市の消防司令長の男性(40代)です。
市によりますと、消防司令長の男性は、2012年から2021年にわたり複数の部下の足を蹴り、わき腹を殴るなどしたほか、日常的に「ばか」「役立たず」などの発言をしました。
消防司令長の男性は暴力行為について「コミュニケーションの一環だった」と話していたということです。
また、同じく9日付けで消防司令補の男性(40代)が停職1か月、消防司令の男性(40代)が減給10分の1(1カ月)の懲戒処分を受けました。
消防司令補の男性は、2019年4月から2021年9月まで部下に対し「小学生以下」などと叱責し、時には6時間にもおよぶ説教をしていました。
消防司令の男性は2010年から2017年まで部下を呼び出して飲み会の送迎をさせたり、自分の年賀状を作成させたりしていました。
市の聞き取りに対し「部下と信頼関係があり依頼していた」と話したということです。
いずれも、2021年10月、市のアンケートで発覚したということです。
問題を受けて志摩市消防本部では、2021年10月から11月にわたり職員141人を対象に弁護士によるハラスメント研修を実施したということです。
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