※AFP
チェルノブイリの廃虚で軍事訓練、市街戦想定 ウクライナ
https://www.afpbb.com/articles/-/3388631
2022年2月5日 16:28
発信地:プリピャチ/ウクライナ [ ウクライナ ロシア・CIS ]
【2月5日 AFP】1986年のチェルノブイリ(Chernobyl)原発事故で立ち入り禁止区域に指定されたウクライナ北部プリピャチ(Pripyat)の廃虚で4日、内務省管轄の国民防衛隊が市街戦を想定した軍事訓練を行った。
ロシア軍侵攻の懸念が高まる中、訓練は実弾を使って行われた。ロシアはウクライナとの国境付近に10万人以上の部隊を集結。ウクライナのすぐ北にあるベラルーシにも合同軍事演習のために部隊を派遣している。
冬季迷彩装備の隊員は、建物から武装集団を排除する訓練や、迫撃砲の射撃訓練、狙撃手(スナイパー)との市街戦訓練などを行った。
救急隊は、スピーカー付きドローンで住民に避難を呼び掛けたり、戦闘による火災を消火したりする訓練を行った。
参加者の一人は「この辺りには民間人がいないので、実際の市街戦に限りなく近い状況で実弾訓練ができる」と述べた。
しかし、立ち入り禁止区域内での訓練にはリスクもある。プリピャチ初となる軍事訓練の前に、放射線測定器を使って放射線量が局所的に高いホットスポットがないかを確認しなければならなかった。
先述の参加者は「すべてチェック済みで危険はない」と胸を張って述べた。
この訓練は、ロシア軍の全面侵攻ではなく、建物を占拠して国内の不安をあおる恐れのある潜入工作員の脅威に備えるものだ。
(略)
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