※沖縄タイムス
「沖縄中食べ歩いたけどここが一番」安さも人気の老舗洋菓子店が閉店 海外のファンに夢託す
https://www.okinawatimes.co.jp/articles/-/902931
2022年1月31日 05:52
那覇市壺屋で30年以上続く老舗洋菓子店「アベニア」が2月28日に閉店する。入居する建物が老朽化し、取り壊しが決まったためだ。リーズナブルな価格で、地域から愛されてきた人気店。店主の塩川優(まさる)さん(63)は「いつもお客さんから元気をもらっていた」と感謝の言葉を繰り返す。一方で「アベニアの味を引き継ぎたい」と夢を描く人も現れている。(社会部・豊島鉄博)
塩川さんは22歳で沖縄の洋菓子店で働き始め、東京でも修行を積んだ。1991年、33歳の時に知人が開いたアベニアを引き継いだ。
当初はムースやババロアなど、東京で学んだスイーツを販売していたが、凝った風味は沖縄の人の口には合わず、なかなか売れない。そこで大事にしたのは「子どもも食べやすい、シンプルだがスーパーでは買えない味」と、塩川さんは振り返る。口溶けの柔らかい、生クリームをふんだんに使った甘さ控えめのパイ(700円)やバナナケーキ(750円)などが人気を集めていった。
30年間、生活のほとんどをケーキやパン作りに費やしてきた。午前3〜4時ごろから総菜パンの調理を始め、深夜までケーキ作りや買い出しにいそしんだ。研究のため各店舗のパンを食べ歩き、一時は20キロ太ったことも。値段も抑えているため、利益もほとんどないが「『また来るね』と言ってもらえるのが一番うれしいよね」
常連客の50代女性は「バナナケーキが好きで沖縄中食べ歩いたが、ここが一番おいしい。あと1カ月しか食べられないなんて」と名残惜しそう。県内で落語イベントに取り組む落語イベンターの知花園子さん(46)も、魅力にはまった一人。現在はスタッフとしても関わっており「ケーキの中毒性もさることながら、塩川さんの人柄も愛された理由の一つ」と語る。
(略)
※省略していますので全文はソース元を参照して下さい。
「沖縄中食べ歩いたけどここが一番」安さも人気の老舗洋菓子店が閉店 海外のファンに夢託す
https://www.okinawatimes.co.jp/articles/-/902931
2022年1月31日 05:52
那覇市壺屋で30年以上続く老舗洋菓子店「アベニア」が2月28日に閉店する。入居する建物が老朽化し、取り壊しが決まったためだ。リーズナブルな価格で、地域から愛されてきた人気店。店主の塩川優(まさる)さん(63)は「いつもお客さんから元気をもらっていた」と感謝の言葉を繰り返す。一方で「アベニアの味を引き継ぎたい」と夢を描く人も現れている。(社会部・豊島鉄博)
塩川さんは22歳で沖縄の洋菓子店で働き始め、東京でも修行を積んだ。1991年、33歳の時に知人が開いたアベニアを引き継いだ。
当初はムースやババロアなど、東京で学んだスイーツを販売していたが、凝った風味は沖縄の人の口には合わず、なかなか売れない。そこで大事にしたのは「子どもも食べやすい、シンプルだがスーパーでは買えない味」と、塩川さんは振り返る。口溶けの柔らかい、生クリームをふんだんに使った甘さ控えめのパイ(700円)やバナナケーキ(750円)などが人気を集めていった。
30年間、生活のほとんどをケーキやパン作りに費やしてきた。午前3〜4時ごろから総菜パンの調理を始め、深夜までケーキ作りや買い出しにいそしんだ。研究のため各店舗のパンを食べ歩き、一時は20キロ太ったことも。値段も抑えているため、利益もほとんどないが「『また来るね』と言ってもらえるのが一番うれしいよね」
常連客の50代女性は「バナナケーキが好きで沖縄中食べ歩いたが、ここが一番おいしい。あと1カ月しか食べられないなんて」と名残惜しそう。県内で落語イベントに取り組む落語イベンターの知花園子さん(46)も、魅力にはまった一人。現在はスタッフとしても関わっており「ケーキの中毒性もさることながら、塩川さんの人柄も愛された理由の一つ」と語る。
(略)
※省略していますので全文はソース元を参照して下さい。