https://news.yahoo.co.jp/articles/032267fe591acbde4f561b6670096de0e42e2444
世界保健機関(WHO)の執行理事会で24日、中華民国(台湾)と外交関係を結ぶパラグアイの代表が台湾を支持する発言をした際、通訳されない問題が発生した。
これに対し、台湾の代表機関がWHO側に抗議した。
26日にはエスワティニの代表の発言も通訳されなかった。
新型コロナウイルスの影響で、執行理事会はオンラインとオフラインの融合形式で実施されている。ただ、インターネットの関係でスムーズに進まない状況が頻発している。
WHO側は、駐スイス台北文化経済代表団ジュネーブ弁事処の抗議に対し、パラグアイ代表が話すのが速かったため、通訳が間に合わなかったと回答。決して故意ではないと説明した。
エスワティニ代表は26日、台湾の貢献に言及した上で台湾の排除をやめるようWHOに呼び掛けた。
発言後、通訳は音声がよく聞き取れなかったため、他言語への通訳はしかねるとした。
だが、スイス・ジュネーブやベルギー・ブリュッセルで配信された映像では、音声に問題は見られなかった。
26日にはグアテマラ、ホンジュラス、ハイチ、マーシャル諸島などの国交締結国が台湾を支持する内容の発言をし、いずれも通訳されていた。