欧州では新型コロナをインフルエンザなどのように「エンデミック(特定の地域で普段から繰り返し発生する状態)」と位置づける動きがみられる。
ワクチンが普及し、オミクロン型の重症化率が低いのであれば通常の風邪と同じ扱いにして社会を正常に近づけるとの考えで、
スペインは感染の全件把握や、軽い症状の人への検査をやめることを検討している。
世界保健機関(WHO)はこうした動きを時期尚早だとしている。テドロス事務局長は18日、
「オミクロン型は信じられないほどの広がりをみせており、新しい変異型も現れるだろう。
追跡と分析が今後も重要になる」と述べ、パンデミック(世界的流行)の終息にはほど遠いとの考えを示した。
https://www.nikkei.com/article/DGXZQOGR19DP10Z10C22A1000000/
<新型コロナ>欧州で広がる「エンデミック」移行論とは? 規制より経済や学校優先 WHOは慎重姿勢崩さず
https://www.tokyo-np.co.jp/article/154453
新型コロナウイルスの変異株「オミクロン株」がまん延中の欧州で、インフルエンザのように一定の地域や周期で繰り返し発生する
「エンデミック」への移行を見据えた動きが出始めている。オミクロン株はワクチン接種者の重症化例が少ないとされるためだ。
各国の規制策にも経済活動や学校の維持を優先する方針が目立つが、世界保健機関(WHO)は慎重な姿勢を崩していない。
「新型コロナがパンデミックからエンデミックに変わる可能性を評価する時に来ている」。
ワクチン接種率の高いスペインのサンチェス首相は10日のラジオ番組でこう語った。
11日には欧州連合(EU)欧州医薬品庁の幹部が記者会見で「人々の免疫力が高まっており間もなくエンデミックに近いシナリオへ移行するかもしれない」と述べた。
規制緩和に動く西欧諸国とは対照的に、ワクチン接種率が低い東欧諸国ではオミクロン株の感染拡大で医療体制が逼迫する危険性は依然高い。
WHOの技術責任者はツイッターで「新型コロナはエンデミックではない。警戒を緩める時ではない」と警鐘を鳴らした。
ワクチンが普及し、オミクロン型の重症化率が低いのであれば通常の風邪と同じ扱いにして社会を正常に近づけるとの考えで、
スペインは感染の全件把握や、軽い症状の人への検査をやめることを検討している。
世界保健機関(WHO)はこうした動きを時期尚早だとしている。テドロス事務局長は18日、
「オミクロン型は信じられないほどの広がりをみせており、新しい変異型も現れるだろう。
追跡と分析が今後も重要になる」と述べ、パンデミック(世界的流行)の終息にはほど遠いとの考えを示した。
https://www.nikkei.com/article/DGXZQOGR19DP10Z10C22A1000000/
<新型コロナ>欧州で広がる「エンデミック」移行論とは? 規制より経済や学校優先 WHOは慎重姿勢崩さず
https://www.tokyo-np.co.jp/article/154453
新型コロナウイルスの変異株「オミクロン株」がまん延中の欧州で、インフルエンザのように一定の地域や周期で繰り返し発生する
「エンデミック」への移行を見据えた動きが出始めている。オミクロン株はワクチン接種者の重症化例が少ないとされるためだ。
各国の規制策にも経済活動や学校の維持を優先する方針が目立つが、世界保健機関(WHO)は慎重な姿勢を崩していない。
「新型コロナがパンデミックからエンデミックに変わる可能性を評価する時に来ている」。
ワクチン接種率の高いスペインのサンチェス首相は10日のラジオ番組でこう語った。
11日には欧州連合(EU)欧州医薬品庁の幹部が記者会見で「人々の免疫力が高まっており間もなくエンデミックに近いシナリオへ移行するかもしれない」と述べた。
規制緩和に動く西欧諸国とは対照的に、ワクチン接種率が低い東欧諸国ではオミクロン株の感染拡大で医療体制が逼迫する危険性は依然高い。
WHOの技術責任者はツイッターで「新型コロナはエンデミックではない。警戒を緩める時ではない」と警鐘を鳴らした。