8日未明、帯広市の路上で、飲酒運転の疑いで職務質問を受けていた際、車を発進させて警察官にケガをさせたとして、43歳の男が逮捕されました。さらに、この男を自宅で隠避したとして、知人の58歳の男も逮捕されました。
公務執行妨害と傷害の疑いで逮捕されたのは、幕別町の自称・自動車修理業、菊地正春容疑者43歳です。
菊地容疑者は8日午前3時半ごろ、帯広市西3条南12丁目の路上で、22歳の男性警察官から飲酒運転の疑いで職務質問を受けていた際、乗っていた車を発進させて逃走、ドアノブをつかんでいた警察官を転倒させ、左膝の擦り傷などを負わせた疑いが持たれています。
警察によりますと、菊地容疑者は事件前、別の車とトラブルを起こしていて、通報で駆け付けた警察官が菊地容疑者から酒の臭いがすることに気づき、職務質問していました。
その後、警察は菊地容疑者の立ち回り先として、帯広市の58歳の知人の男の自宅を割り出しました。
そこで13日午前10時40分ごろ、菊地容疑者らしい男を発見し、捜査員が「おまえ、菊地だろ?」と聴いたところ、菊地容疑者は「違う!」と言い、一緒にいた知人の男も「違う、イマムラだ」などと言っている間に、なおも菊地容疑者は逃走しましたが、およそ1時間半後、近くの路上で逮捕されました。
取り調べに対して菊地容疑者は、容疑を認めているということで、警察は、飲酒運転についても裏づけをすすめています。
その後、警察はウソをついた58歳の知人の男も犯人隠避の疑いで逮捕しました。男は取り調べに対して「菊地が逮捕されてしまうので、ウソをつきました」などと話し、容疑を認めているということです。
北海道放送(株)
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