※東洋経済 2022.01.08
愛知県の知多半島の町で、太陽光発電所の建設を目的とした山林の乱開発が住民の批判を浴びている。国や自治体の規制逃れの疑いもある。
乱開発が行われている南知多町内海地区の山林(撮影:鈎裕之・東京電気管理技術者協会千葉支部長)
知多半島の突端に位置する愛知県南知多町で、名古屋市の企業が太陽光発電所の建設を目的として山林を広範囲に伐採。住民に十分な説明なしに開発を進めたうえ、行政の規制逃れとも批判される乱暴な開発をしていることがこのほど明らかになった。
計画によると、同町の市街地を流れる内海川の上流域5カ所の山林8ヘクタールを伐採し、斜面を切り崩して太陽光パネルを敷き詰めるという。太陽光パネルの下で、榊やブルーベリー、キウイ、レモンなどの作物を栽培し、「ソーラーシェアリング」(営農型太陽光発電)を行うとしている。
土砂や伐採木で水路や田畑を埋め立て
南知多町で太陽光発電所の建設を計画しているのは、名古屋市に本社を置くディーエスエス(以下DSS、木下誠剛社長)だ。同社によれば、「将来は地域に知的障害者のグループホームを建設し、農業に従事してもらうことを計画している。地域の活性化に貢献したい」という。
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週刊東洋経済プラス: 太陽光発電「乱開発」、小規模装い監視逃れの実態 | 山を切り崩し、水路を埋め、道路を破壊する.
https://premium.toyokeizai.net/articles/-/29362