読売新聞 2021/12/04 23:58
【ニューヨーク=寺口亮一】
国連総会は2日の本会議で、来年2月開幕の北京冬季五輪・パラリンピックに合わせた休戦を加盟国に求める中国提出の決議案を議場の総意として、無投票で採択した。173か国が共同提案したが、「クアッド(Quad)」を構成する日米豪印などは加わらなかった。中国の人権状況を懸念したとみられる。
採択後、米国はスポーツや五輪・パラリンピックが持つ「人権を促進する重要な役割」を強調した。北京冬季五輪を巡っては、米欧諸国が少数民族ウイグル族などへの人権弾圧を批判し、政府代表団を派遣しない「外交的ボイコット」を検討している。
https://www.yomiuri.co.jp/world/20211204-OYT1T50264/