茨城新聞 2021年12月3日(金)
■来年度分50万円支払う
茨城県つくば市鬼ケ窪の認可外保育施設「つくばインターナショナルナーサリースクール」が先月末に突然閉鎖した問題で、同施設の学童保育に子どもを預けていた保護者が茨城新聞の取材に応じた。来年度分の学費50万円を既に支払っていたことを明かし、同施設に対し「返金と謝罪をしてほしい」と訴えた。
小学生の子どもを放課後の学童保育に預けていた母親によると、学童保育の費用は年払いのみ受け付けていた。この母親は今年5月に来年度分の振り込みを終えていた。市によると、同様の相談が市に寄せられている。
母親は、施設の閉鎖を25日に郵送された文書を見て知ったといい、「びっくりした。預け先はどうしようと思った」と振り返る。現在、代わりの預け先を探しているが、見つかっていないという。
施設とは連絡がつかない状態が続いている。保護者への説明会について、文書には「書面で行う」と記載されていた。母親は「ちゃんと出てきて直接説明してほしい」と憤る。
同施設の状況については、「1年ほど前から長く勤めていた先生が辞めていった」と話す。業務は園長と副園長、給食担当者、数人の職員が当たっていた様子で「手が足りず園長が保育に回っていた」という。学童保育の迎えがなかったり、電話対応をしてもらえなかったりすることもあった。
民間信用調査会社の帝国データバンク水戸支店によると、施設の運営会社ピアソン(つくば市)は、自己破産を申請する方針。少子化や周辺同業者との競合で収益が低迷、負債は数千万円規模とみられる。
https://ibarakinews.jp/news/newsdetail.php?f_jun=16384436416851
■来年度分50万円支払う
茨城県つくば市鬼ケ窪の認可外保育施設「つくばインターナショナルナーサリースクール」が先月末に突然閉鎖した問題で、同施設の学童保育に子どもを預けていた保護者が茨城新聞の取材に応じた。来年度分の学費50万円を既に支払っていたことを明かし、同施設に対し「返金と謝罪をしてほしい」と訴えた。
小学生の子どもを放課後の学童保育に預けていた母親によると、学童保育の費用は年払いのみ受け付けていた。この母親は今年5月に来年度分の振り込みを終えていた。市によると、同様の相談が市に寄せられている。
母親は、施設の閉鎖を25日に郵送された文書を見て知ったといい、「びっくりした。預け先はどうしようと思った」と振り返る。現在、代わりの預け先を探しているが、見つかっていないという。
施設とは連絡がつかない状態が続いている。保護者への説明会について、文書には「書面で行う」と記載されていた。母親は「ちゃんと出てきて直接説明してほしい」と憤る。
同施設の状況については、「1年ほど前から長く勤めていた先生が辞めていった」と話す。業務は園長と副園長、給食担当者、数人の職員が当たっていた様子で「手が足りず園長が保育に回っていた」という。学童保育の迎えがなかったり、電話対応をしてもらえなかったりすることもあった。
民間信用調査会社の帝国データバンク水戸支店によると、施設の運営会社ピアソン(つくば市)は、自己破産を申請する方針。少子化や周辺同業者との競合で収益が低迷、負債は数千万円規模とみられる。
https://ibarakinews.jp/news/newsdetail.php?f_jun=16384436416851