阿部守一知事は25日の記者会見で、県内の新型コロナウイルスワクチン接種について、
10月末までに12歳以上の県民の8割で終える―とした目標について「ほぼ達成できると考えている」との見通しを示した。
11月上旬には2回目の接種率が85%を超えると見込んでいると説明した。
県によると、23日時点で2回目の接種率は77・9%に達し、80%まで2・1ポイントに迫った。
1回目の接種率は既に87・2%に上り、3〜4週間間隔で2回目を打つことから、2回目の接種率が85%を突破するめども立ったとみている。
知事はワクチンを2回接種し、十分効果が得られるとされる2週間が経過した後に感染した「ブレークスルー感染」は、
4月以降に確認された感染者約6千人のうち190人、今月18〜24日の24人でも2人にとどまったと説明。
ほとんどの感染者は接種が完了していない人だったとし、重症化リスクが高い40、50代で未接種の人や、
新たに12歳になる人たちに「接種を検討してほしい」と呼び掛けた。
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