本コラムでは、Googleが提供する学術雑誌のインパクト指標「h5-index」から、各領域10誌を抽出。
それを元に世界中で最も多くツイートされた論文を紹介する。
10月11〜17日に最もツイート数が多かったのは、NEJM誌の論文「Covid-19 Breakthrough Infections in Vaccinated Health Care Workers」
(医療従事者39人のブレイクスルー感染と中和抗体価)で1万708件だった。
これはイスラエルの大規模医療施設Sheba Medical Centerで、 BNT162b2ワクチンの接種を完了した医療従事者1万1453人を対象に、
ブレイクスルー感染を追跡した研究だ。
同センターでは2回目のワクチン接種後11日目から追跡を始め、質問票や電話のホットライン、
暴露機会のあった医療従事者の調査などから、COVID-19に関連した症状が現れた従業員を拾い上げる対策を行い、感染疑い患者にはRT-PCR検査などを実施した。
2021年1月20日から4月28日までに、1497件のPCR検査の結果から、39人がブレイクスルー感染を起こした患者と判定した。
大半の患者は軽症か無症候性だったが、症状が6週間以上持続した患者も19%いた。
患者の85%はアルファ株による感染だった。なお、ブレイクスルー感染患者からの2次感染は報告されていない
対照群として、ブレイクスルー患者と年齢・性別・2回目の接種からの間隔がマッチする医療従事者を4〜5人選び、シュードウイルスを用いた中和抗体価を比較した。
対照群と比べた患者の中和抗体価比率は0.361(95%信頼区間0.165-0.787)で、ブレイクスルー感染を起こした時期に、患者の中和抗体価は他の従業員よりも下がっていた。
https://medical.nikkeibp.co.jp/leaf/mem/pub/hotnews/popular/202110/572438.html
それを元に世界中で最も多くツイートされた論文を紹介する。
10月11〜17日に最もツイート数が多かったのは、NEJM誌の論文「Covid-19 Breakthrough Infections in Vaccinated Health Care Workers」
(医療従事者39人のブレイクスルー感染と中和抗体価)で1万708件だった。
これはイスラエルの大規模医療施設Sheba Medical Centerで、 BNT162b2ワクチンの接種を完了した医療従事者1万1453人を対象に、
ブレイクスルー感染を追跡した研究だ。
同センターでは2回目のワクチン接種後11日目から追跡を始め、質問票や電話のホットライン、
暴露機会のあった医療従事者の調査などから、COVID-19に関連した症状が現れた従業員を拾い上げる対策を行い、感染疑い患者にはRT-PCR検査などを実施した。
2021年1月20日から4月28日までに、1497件のPCR検査の結果から、39人がブレイクスルー感染を起こした患者と判定した。
大半の患者は軽症か無症候性だったが、症状が6週間以上持続した患者も19%いた。
患者の85%はアルファ株による感染だった。なお、ブレイクスルー感染患者からの2次感染は報告されていない
対照群として、ブレイクスルー患者と年齢・性別・2回目の接種からの間隔がマッチする医療従事者を4〜5人選び、シュードウイルスを用いた中和抗体価を比較した。
対照群と比べた患者の中和抗体価比率は0.361(95%信頼区間0.165-0.787)で、ブレイクスルー感染を起こした時期に、患者の中和抗体価は他の従業員よりも下がっていた。
https://medical.nikkeibp.co.jp/leaf/mem/pub/hotnews/popular/202110/572438.html