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15日に閉幕した長良川鵜飼(岐阜市)の鵜匠ら7人が18日、市役所に柴橋正直市長を訪ねた。
杉山雅彦鵜匠代表(61)は、新型コロナウイルスの影響で、鵜飼の中止日数が過去最高となった今季について
「モチベーションの維持が難しかったが、最後に再開できてよかった」と総括した。
訪れたのは杉山代表、山下哲司、杉山喜規、杉山秀二、杉山英孝鵜匠の鵜匠5人と、鵜匠補の山下晃正さんら。
今季の中止日数は、昨年の55日よりも多い90日となり、観覧船の乗船客数は昨年比9・1%減の1万3910人と過去最少だった。
杉山代表は「鵜飼漁の技術は本番で成熟していくため、機会の少なさは大きな問題。
鵜も川の中で魚を追い掛けて体をつくっていく。ぼんやりした鵜が多かった気がした」と振り返った。
「新しい時代に向けて鵜飼の形を考えていかなければならない」とも述べた。
柴橋市長は、ワクチン接種者が増えてきたことに言及し、「来シーズンの乗船客数はこの2年とは違う形になるのではないか。
地域経済が回るようにしたい。来年こそはと思っている」と話した。