※NHK 茨城県のニュース
「キログラム原器」が国の重要文化財に指定へ
https://www3.nhk.or.jp/lnews/mito/20211015/1070014855.html
10月15日 17時29分
つくば市の産業技術総合研究所に保管され明治時代からおととしまで質量の基準となっていた「キログラム原器」が、新たに国の重要文化財に指定されることになりました。
国の重要文化財に指定されることになったのは、つくば市の産業技術総合研究所に保管されている直径と高さが39ミリの円筒形をした金属製の重り、「キログラム原器」です。
質量の単位「キログラム」の定義は、現在は、原子1個の質量を基準とするものになっていますが、おととし5月に見直されるまで、フランスに保管されている「国際キログラム原器」と呼ばれるプラチナとイリジウムの合金でつくられた重りが基準とされました。
この重りは複製され各国に配布されて、日本でも、明治時代以降およそ130年にわたって「キログラム原器」が1キログラムの基準となってきました。
この「キログラム原器」と関連する原器などあわせて5点について、15日、国の文化審議会が重要文化財として指定するよう文部科学大臣に答申しました。
日本の計量単位制度の国際化に重要な役割を果たし、その後の産業の発展を支えてきたことが評価されたということです。
産業技術総合研究所計量標準総合センターの倉本直樹研究グループ長は、「近代国家への道を歩み始めた当時の日本が欧米の学問や技術を導入し、国際化していくために大きな役割を果たしてくれた。130年もの長い間、活躍してくれて、お疲れさまといいたいです」とコメントしています。
※関連リンク
https://www.aist.go.jp/aist_j/news/pr20211015.html
「キログラム原器」が国の重要文化財に指定へ
https://www3.nhk.or.jp/lnews/mito/20211015/1070014855.html
10月15日 17時29分
つくば市の産業技術総合研究所に保管され明治時代からおととしまで質量の基準となっていた「キログラム原器」が、新たに国の重要文化財に指定されることになりました。
国の重要文化財に指定されることになったのは、つくば市の産業技術総合研究所に保管されている直径と高さが39ミリの円筒形をした金属製の重り、「キログラム原器」です。
質量の単位「キログラム」の定義は、現在は、原子1個の質量を基準とするものになっていますが、おととし5月に見直されるまで、フランスに保管されている「国際キログラム原器」と呼ばれるプラチナとイリジウムの合金でつくられた重りが基準とされました。
この重りは複製され各国に配布されて、日本でも、明治時代以降およそ130年にわたって「キログラム原器」が1キログラムの基準となってきました。
この「キログラム原器」と関連する原器などあわせて5点について、15日、国の文化審議会が重要文化財として指定するよう文部科学大臣に答申しました。
日本の計量単位制度の国際化に重要な役割を果たし、その後の産業の発展を支えてきたことが評価されたということです。
産業技術総合研究所計量標準総合センターの倉本直樹研究グループ長は、「近代国家への道を歩み始めた当時の日本が欧米の学問や技術を導入し、国際化していくために大きな役割を果たしてくれた。130年もの長い間、活躍してくれて、お疲れさまといいたいです」とコメントしています。
※関連リンク
https://www.aist.go.jp/aist_j/news/pr20211015.html