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松野官房長官、生方氏発言を批判「誠に遺憾」
松野博一官房長官は11日の記者会見で、立憲民主党の生方幸夫(うぶかた・ゆきお)衆院議員(比例代表南関東ブロック)が北朝鮮による拉致被害者について「生きている人はいない」などと発言したことについて「政府の立場と相いれず誠に遺憾。全ての拉致被害者が生存しているとの前提に立ち、一日も早い帰国実現に向け全力を挙げて取り組む」と述べた。
一方、岸田文雄首相が各閣僚に求めている国民との「車座対話」を自身が行う場合のテーマとして拉致問題を挙げ、被害者や関係者と早期に面会し、意見交換する考えを重ねて表明。「国民の集いなどに可能な限り積極的に出席をし、声を直接うかがいたい」とも述べた。
救う会によると、生方氏は9月、横田めぐみさん(57)=拉致当時(13)=について「生きているとは誰も思っていない」「拉致問題、拉致被害者は今、現在はいないと捉えられる。政治家は皆そう思っている」などと発言。家族会と支援組織「救う会」が抗議声明を出して発言撤回を求めている。
2021/10/11 12:28
産経新聞