岡山県が7月以降の新型コロナウイルス「第5波」の新規感染者を分析したところ、1回もワクチンを接種していない人が8割を占めていた。
接種した人が感染しにくい傾向を示しており、県は「接種が第6波への備えだ」としている。
7月1日〜9月27日の新規感染者7473人のうち、1回も接種していなかったのは5944人。
1回または2回接種して2週間未満の人が681人(9%)、2回の接種を終え2週間以上の人が460人(6%)だった。
また7月1日〜9月21日の7391人を年代別にみると、40代以下が82%だった一方、
高齢者の9割が2回目接種を終えたこともあり60代以上は7%だった。
第4波と比べ新規感染者数自体は急増したが、高齢者の割合が減ったことで、重症化する事例は抑えられた。
重症者のピークは、第4波で34人(5月24日)だったのに対し、第5波では22人(8月30日)。死者も4〜6月の90人から、7〜9月は5人に減った。
伊原木隆太知事は「第4波に比べて重症者が非常に少なく、死者も激減した。
ワクチン接種が40〜50代まで進むと、コロナで死者が出るのが非常に珍しいという状態までさらにもっていける」と話した。
https://www.asahi.com/articles/ASPB27T83P9YPPZB00B.html