2021/9/16 23:46
ドイツ外務省報道官は15日、インド太平洋地域に向けて派遣したフリゲート艦「バイエルン」について、中国当局から上海への寄港を認めないと連絡があったことを明らかにした。
バイエルンの派遣には、日米など価値観を共有する国々との連携を強める狙いがあり、中国が領有権を主張する南シナ海を通過する予定。ただ中国はドイツにとって最大の貿易相手国。素通りすれば中国を過度に刺激する恐れがあり、上海への寄港を中国側に打診していた。
中国外務省の趙立堅副報道局長は16日の記者会見でバイエルン派遣について「各大国が航行の自由を守るという旗印を掲げて、頻繁に軍用機や軍艦を南シナ海に派遣して武力を見せびらかしている」と批判した。
バイエルンは8月2日にドイツを出港。オーストラリアや米領グアムなどを経て11月ごろ日本に寄港する予定だ。
ソース https://mainichi.jp/articles/20210916/k00/00m/030/350000c