搬送先がすぐに決まらない新型コロナウイルスの患者に酸素の投与などを一時的に行うため、京都府が島津アリーナ京都(府立体育館、京都市北区)に設置する「府入院待機ステーション」の運用が18日に始まる。8床で開始し、最大で30床まで対応できる体制を整える。
ステーションには、医師1人と看護師2人、消防職員2人、府職員2人らが常駐し、24時間態勢で対応する。府入院医療コントロールセンターで調整し、搬送先がすぐに決まらない新型コロナの患者が対象。一般患者の受け入れはしない。
ベッドを区切るパーティションは、患者の様子を見やすくするため、1.2メートルと低めに設定。医師らがモニターで血中酸素濃度や脈拍などを監視する。
府保健医療対策監の中川正法・府立医科大名誉教授は「非常に厳しい感染状況だ。ステーションで待機することにより、医療機関での受け入れ態勢を準備できる」と意義を述べた。【福富智】
毎日新聞
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