激甚災害時代の川と人の関係−−愛知・豊川の「霞堤」から考える
7/11(日)
愛知県東部を南北に流れる「豊川(とよがわ)」は、下流に昔ながらの「霞堤(かすみてい)」という治水構造が残る一級河川。一方、上流ではダムの建設工事が5年後の完成を目指して進んでいる。
国は、霞堤もダムも生かした「流域治水」に取り組むよう促している。しかし、実際には長い歴史と複雑な権利関係があり、今がある。その現状や住民の思いを現地ルポで伝えたい。
https://news.yahoo.co.jp/byline/taketosekiguchi/20210711-00247324
豊川の増水時は、この堤防の途切れたところから水が引き込まれる。引き込まれる先の牛川地区は、見渡す限りの田畑。ところどころ、ビニールハウスや事業所らしき建物は見える。一番大きなものは豊橋市上下水道局などの庁舎で、1階部分はほとんど柱だけの駐車場。「浸かる」ことを前提とした造りだ。