神奈川県は、新型コロナウイルス感染者に年齢や基礎疾患の有無、肺炎の症状などで点数を付けて入院させるべきか判断する
「入院優先度判断スコア」を見直した。
肺炎の悪化度合いを重視し、これまでは原則入院だったスコア五点以上でも、肺炎が悪化してなければ、自宅か宿泊療養となる。
感染拡大で病床が逼迫(ひっぱく)しており、入院の対象をより絞り込むようにした。
新たな運用では、いずれもスコア六点の「血中酸素飽和度」が酸素投与が必要な93%以下の人や、
画像診断で肺炎像が広範囲の人の入院を優先する。
高齢者や基礎疾患があってスコア六点に達している人は、肺炎がある人に比べて優先度が下がるという。
感染状況が落ち着けば、運用を元に戻す検討をする。
また、従来は六点の「三十七週以降の妊婦」と「人工透析中」は、五点に変更。またワクチン二回接種後、二週間経過した人は一点減点する。
このため、出産が迫った妊婦や透析中の人は、ワクチン接種済みでも入院対象となっていたのが、自宅療養に変更となる。
県によると、これまでの治療実績から「妊娠の週数」よりも「実際に出産が切迫しているか」の方が重要と分かったという。
人工透析中の患者については「症状が軽いまま経過する例も少なくなかった」と説明。
ワクチン二回接種済みで感染した百五十九人のうち、重症化した人はおらず、中等症が一人だけで後は軽症か無症状だったという。
https://www.tokyo-np.co.jp/article/124866
医療用酸素を持ちコロナの重症患者をICUに搬送する医師
「入院優先度判断スコア」を見直した。
肺炎の悪化度合いを重視し、これまでは原則入院だったスコア五点以上でも、肺炎が悪化してなければ、自宅か宿泊療養となる。
感染拡大で病床が逼迫(ひっぱく)しており、入院の対象をより絞り込むようにした。
新たな運用では、いずれもスコア六点の「血中酸素飽和度」が酸素投与が必要な93%以下の人や、
画像診断で肺炎像が広範囲の人の入院を優先する。
高齢者や基礎疾患があってスコア六点に達している人は、肺炎がある人に比べて優先度が下がるという。
感染状況が落ち着けば、運用を元に戻す検討をする。
また、従来は六点の「三十七週以降の妊婦」と「人工透析中」は、五点に変更。またワクチン二回接種後、二週間経過した人は一点減点する。
このため、出産が迫った妊婦や透析中の人は、ワクチン接種済みでも入院対象となっていたのが、自宅療養に変更となる。
県によると、これまでの治療実績から「妊娠の週数」よりも「実際に出産が切迫しているか」の方が重要と分かったという。
人工透析中の患者については「症状が軽いまま経過する例も少なくなかった」と説明。
ワクチン二回接種済みで感染した百五十九人のうち、重症化した人はおらず、中等症が一人だけで後は軽症か無症状だったという。
https://www.tokyo-np.co.jp/article/124866
医療用酸素を持ちコロナの重症患者をICUに搬送する医師