青森 八戸港 パナマ船籍貨物船座礁 甲板に亀裂 乗組員全員救助
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20210811/k10013194521000.html
11日午前、青森県の八戸港を航行していたパナマ船籍の貨物船が座礁し、その後、海底から船体は離れましたが亀裂が見つかりました。海上保安庁が乗組員21人を全員救助するとともに、港を出入りする船の航行に支障が出ないよう、警戒を続けています。
11日午前8時前、青森県八戸市の八戸港で、パナマ船籍の貨物船「CRIMSONPOLARIS」(3万9910トン)が航行中に港内で座礁したと船長から海上保安庁に通報がありました。
海上保安庁によりますと、貨物船はその後、自力で海底から船体を離しましたが、悪天候のため航行が困難となったうえ、甲板付近に亀裂が入り広がったということです。
船には中国人8人、フィリピン人13人の合わせて21人が乗っていて、海上保安庁が巡視船や航空機を現場に派遣し、全員を救助したということです。
一方、現場は、八戸港を出入りする船の航路の周辺にあたり、海上保安庁は貨物船が流されるなどして航行に支障が出ないよう警戒を続けています。
関連記事
八戸港沖でチップ船座礁。船体に亀裂。
第二管区海上保安本部によると11日午前、八戸港(青森県)防波堤外側でチップ船「Crimson Polaris」(パナマ籍)が座礁した。同日午前に自力で離礁したが、荒天のために航行困難となり付近海域に錨泊。船体の一部に亀裂が発生している。
英国の船価鑑定大手ベッセルズバリューによると、「Crimson Polaris」は日本船主が実質保有し、邦船オペレーターが定期用船しているとみられる。
座礁時は中国人船員8人、フィリピン人船員13人が乗船し、ウッドチップ4万4000㌧を積載していた。
https://www.jmd.co.jp/article.php?no=269996