0001影のたけし軍団 ★
2021/07/29(木) 13:42:37.32ID:v3jie7cB92020年末にインドで確認され、2021年5月11日にWHOから「VOC(Variant of Concern、注視すべき変異)」に指定された
新型コロナウイルスのデルタ変異株(B.1.617.2株)は、従来のウイルスよりも感染力が強いとされています。
学術誌のNatureに掲載された中国・広州市にある広東省疾病予防管理センターの研究チームによるプレプリントで、
デルタ変異株は潜伏期間が従来のものよりも短く、体内で複製するウイルス量も1000倍以上に増加することが判明した」と発表されました。
プレプリントを発表した広東省疾病予防管理センターの研究チームは、中国本土で最初にデルタ変異株に感染した62人を追跡調査しました。
感染期間中、研究チームは参加者の体内にあるウイルスの量を検査し、時間の経過と共にどのように変わるかを調査。
その後、2020年に新型コロナウイルスのオリジナル株に感染した63人のパターンと比較しました。
すると、デルタ変異株に感染した人から初めてウイルスが検出されたのは、感染してから平均して4日後でした。
オリジナル株に感染した人の場合は平均して6日後だったことから、デルタ変異株の方がウイルスの複製が早い可能性が示唆されました。
また、デルタ変異株に感染した人のウイルス量はオリジナル型に感染した人の1260倍にも達していたとのこと。
香港大学の疫学者であるベンジャミン・カウリング氏は「デルタ変異株の感染力の強さは、
潜伏期間の短さとウイルス量の多さで説明できます。感染してすぐに呼吸器内のウイルス量が増えるということは、
スーパースプレッダーによってさらに多くの人が感染してしまう可能性があるということです」と述べています。
ただし、デルタ変異株の「重症化しやすさ」がオリジナル株と比べてどうなのか、免疫系を回避する能力がどの程度あるのかなど、
デルタ変異株についてはまだ不明な点が多く存在しています。
ベルン大学の遺伝学研究者であるエマ・ホットクロフト氏は「新型コロナウイルスにはびっくりすることばかりです。
デルタ変異株やその他の変異型に感染した集団をより詳細に調査することで、謎に包まれた部分が少しでも明らかになると期待できます」と述べました。
https://gigazine.net/news/20210729-sars-cov-2-delta-variant-spread/