[2021年7月3日6時1分]
元音羽山親方で元前頭光法の峯山賢一さんが、2日までに死去していたことが関係者への取材で分かった。大相撲名古屋場所(4日初日、ドルフィンズアリーナ)で進退を懸けて臨む横綱白鵬(36=宮城野)の兄弟子で、47歳だった。関係者によると、峯山さんは新型コロナに感染し名古屋市内の病院に入院していた。
峯山さんは中学卒業と同時に宮城野部屋に入門し、89年春場所で初土俵を踏んだ。新十両昇進は99年初場所と遅咲きだったが、01年九州場所で新入幕。07年九州場所を最後に引退した。10年2月に行われた日本相撲協会理事選では、同じ立浪一門の意に反して貴乃花親方(元横綱)に投票するなどして波紋を呼んだ。
現役引退後は宮城野部屋の部屋付き親方として後進の指導にあたっていたが、この一件をきっかけに、10年8月に貴乃花部屋へ移籍。18年に協会を退職し、元大関琴光喜の田宮啓司さんが名古屋市内で営む「焼肉家やみつき」で働いていた。
弟弟子の横綱白鵬には、新弟子の頃から胸を出すなどしてきた峯山さん。08年に行われた自身の断髪式に出席した白鵬が「兄弟子(峯山さん)のおかげで僕も横綱になれた」と話すほど慕われていた。
電話取材に応じた師匠の宮城野親方(元前頭竹葉山)は「非常に残念。いろいろあったが中身はいいやつだった」と残念がった。また、「今は自分のことで精いっぱいだと思うけど、横綱(白鵬)も残念がっている」と白鵬の心境をおもんぱかった。
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