東京都は24日、専門家を交え新型コロナウイルス感染状況を分析する定例のモニタリング会議を開催し、
感染状況、医療提供態勢ともに4段階中最も深刻な警戒レベルを維持した。
同会議に出席した専門家は都内感染状況について、新規感染者数の増加比が前々週の80・3%、前週の96・6%、
今週の111・1%と2週続けて大きく上昇していることから「感染の再拡大の予兆が見られる」と危機感をあらわに。
「これまで以上の人流抑制など感染防止対策を徹底し、急激な感染の再拡大を阻止しなければならない」と訴えた。
また、友人や同僚との会食による感染は「結果として職場や家庭内での感染の契機となることがある」と指摘。
濃厚接触者の感染経路別割合において、会食は前週が8・3%、今週が8・5%と横ばいであり
「マスク無しの会食に参加して複数名が感染した事例が見られた」とし、
「野外であっても路上飲みやバーベキューなど会食はマスクを外す機会が多く、感染リスクが高いことを繰り返し啓発すべきだ」と強調した。
https://hochi.news/articles/20210624-OHT1T51088.html