“海外採取の植物から がん発症の働き抑える物質”牧野植物園
http://www3.nhk.or.jp/lnews/kochi/20210609/8010011600.html
※NHKローカルニュースは元記事が消えるのが早いので御注意を
高知市にある県立牧野植物園は、海外で採取した植物から、抗がん剤などとしての効果が期待できる物質を、
名古屋市立大学との共同研究の中で発見したと発表しました。
牧野植物園では、薬の成分などとして活用できる有用植物を探すため、
平成26年から名古屋市立大学の研究室と共同研究を進めています。
きょうは牧野植物園で共同研究の成果が発表され、ことし4月に
新しい園長に就任した川原信夫園長などが説明しました。
それによりますと、平成14年にミャンマーで採集したキョウチクトウの一種から、
がんや糖尿病などの発症に関わる細胞の働きを抑制する物質を発見したということです。
「ペリプロシン」と呼ばれるこの物質は、細胞の異常なタンパク質の生産を止めたり、
分解を促したりといった働きがある一方で、正常な細胞への影響は少ない見込みで、
今後、副作用の少ないがんなどの新たな治療薬の原料となる可能性があるということです。
川原園長は「牧野植物園が地道に採集した植物から、有用な効果が見つかったことを大変喜ばしく思う。
今後、新しい治療薬の開発につながることを期待している」と話していました。
06/09 12:22
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高知市にある県立牧野植物園は、海外で採取した植物から、抗がん剤などとしての効果が期待できる物質を、
名古屋市立大学との共同研究の中で発見したと発表しました。
牧野植物園では、薬の成分などとして活用できる有用植物を探すため、
平成26年から名古屋市立大学の研究室と共同研究を進めています。
きょうは牧野植物園で共同研究の成果が発表され、ことし4月に
新しい園長に就任した川原信夫園長などが説明しました。
それによりますと、平成14年にミャンマーで採集したキョウチクトウの一種から、
がんや糖尿病などの発症に関わる細胞の働きを抑制する物質を発見したということです。
「ペリプロシン」と呼ばれるこの物質は、細胞の異常なタンパク質の生産を止めたり、
分解を促したりといった働きがある一方で、正常な細胞への影響は少ない見込みで、
今後、副作用の少ないがんなどの新たな治療薬の原料となる可能性があるということです。
川原園長は「牧野植物園が地道に採集した植物から、有用な効果が見つかったことを大変喜ばしく思う。
今後、新しい治療薬の開発につながることを期待している」と話していました。
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