新型コロナウイルスワクチンを巡り川崎市は7日、65歳未満の市民への接種券を6月中に発送すると発表した。このうち60〜64歳の約8万人には14日に発送し、空きがあれば19日から予約を受け付ける。40〜59歳約47万人は21日、12〜39歳約51万人は28日にそれぞれ発送し、予約開始日は決まり次第告知する。
国が示す基礎疾患がある市民は、接種券到着後にかかりつけ医療機関に相談する。かかりつけ医がない場合などは、先行予約できる仕組みを導入する。
同市ではワクチン供給体制が改善し、個別接種の実施医療機関も約470カ所に増えた。国の大規模接種会場のほか職場での巡回接種など接種機会の増加を見込み、6月中の接種券発送を決めた。
ただ、59歳以下は2週間で約100万人分を発送するため、福田紀彦市長は「各医療機関に問い合わせが集中すると予想され、通常診療の圧迫が懸念される。ルール通りに秩序だって問い合わせてほしい」と呼び掛けている。(柏尾 安希子)
神奈川新聞
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