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高齢者へのワクチン接種 和歌山県が接種率全国1位
新型コロナウイルスのワクチン接種について、政府は24日、都道府県別の最新の実績を公表し、高齢者接種の割合では和歌山県が最も高くなりました。
新型コロナウイルスのワクチンをめぐっては先月から、今年度中に65歳以上になる高齢者への接種が進められていて、政府は24日、都道府県別の最新の実績を公表しました。
それによりますと、1回目の接種を終えた高齢者は全体の6%にあたる216万人余りでした。
このうち、和歌山県は接種率が最も高く1回目を終えた人が17.5%、2回目を終えた人も2.6%と、全国平均を大きく上回りました。
また、和歌山市の1回目の接種率は20.7%と、県の平均よりもさらに高くなりました。
高い接種率について、和歌山市では全国で高齢者接種が始まった先月から個別接種をスタートできたことが大きいとしています。
和歌山県では人口10万人あたりの診療所の数が110.8か所と全国1位で、和歌山市はさらにこれを上回り、現在、市内のおよそ6割の診療所で接種が行われています。
また、多くの高齢者が「かかりつけ医」としてふだんから利用している診療所でワクチン接種を受けられていることも高い接種率につながっていると分析しています。
和歌山市健康推進部の上野美知 部長は「和歌山市はインフルエンザの予防接種などで日頃から医師会などと連携をとっていたため、接種開始日から速やかにワクチン接種を行えた。できるだけ早い時期に高齢者の接種を終えたい」と話しています。
また、和歌山市では「かかりつけ医」を持たない高齢者などのために来月から集団と個別の接種を並行して実施するということです。
05月24日 17時36分
NHK