https://www3.nhk.or.jp/lnews/miyazaki/20210524/5060009514.html
離島の島野浦島 ワクチンの集団接種 16歳以上も対象に
延岡市の離島、島野浦島で、23日、16歳以上の住民を対象にした新型コロナウイルスワクチンの集団接種が行われました。
国は、ワクチンの接種を効率的に進めるため、人口が1000人未満の離島などでは高齢者とともに16歳以上の住民も一斉に接種してよいという方針を示しています。
県内では延岡市の島野浦島が唯一、この枠組みで一般への接種を行うことにしていて、23日は接種を行う医師や看護師などが始発の高速艇に乗って島に渡りました。
接種は小学校の体育館で行われ、島内に住民票があるおよそ800人のうち16歳以上で希望したおよそ580人が、地区ごとに時間をずらして会場を訪れ、接種を受けていました。
延岡市によりますと、島内には医療機関が診療所1つしかない一方、重症化の恐れが高い高齢者が人口の半数を占め、感染が拡大すると対処が難しいことから“一斉接種”を決めたということです。
23日で希望者全員への接種が終わり、3週間後に2度目の接種を行うことにしています。
島内の中学校で教員をしている30代の男性は「島までは船で行き来しているので、自分が感染したら船の運航が止まってしまうのではと心配していました。きょうワクチンを打てて安心しました」と話していました。
05月24日 12時31分
NHK