英統計専門サイト「アワー・ワールド・イン・データ」によると、
18日時点で少なくとも1回接種を受けた人の割合は3・9%で、世界平均の9・2%に及ばない。
経済協力開発機構(OECD)加盟37カ国中でも最低水準だ。
日本の接種率はイスラエル(62・8%)や英国(54・2%)、米国(47・3%)から大きく引き離され、
インド(10・4%)やインドネシア(5・1%)といった新興国にも後れをとっている。
世界では110位前後に位置し、ミャンマーやマレーシア、ナミビアなどアジアやアフリカの途上国とほぼ同水準だ。
接種回数でも、世界では同日時点で約15億回に達したが、日本は約700万回にとどまる。
コロナ感染が世界的に拡大した昨年、日本は欧米などに比べて感染者数や死者数を抑え、世界保健機関(WHO)のテドロス事務局長が
「対策を成功させている」と指摘するなど高い評価を得た。
かし、ここにきて国内感染者数が増えているにもかかわらず、日本では米ファイザー製のワクチンしか使われていないことが問題視されてきた。
英紙ガーディアンは、日本以外の先進7カ国(G7)は既に複数のワクチンを承認しているとし、
「東京での五輪開催にも疑問が生じている」と指摘した。
注射を担う医師らの不足や電話予約殺到による混乱についても、英感染症専門家は「日本は準備を十分にしてこなかったように映る」と述べた。
「従来のルールにとらわれ、柔軟に対応していない」(英医療関係者)との見方もある。
接種で先行する英国ではワクチン接種に携わる人員確保のため、昨年11月から医療資格のないボランティアを募集し、注射させている。
https://www.sankei.com/world/news/210520/wor2105200020-n1.html#:~:text=%E3%83%AF%E3%82%AF%E3%83%81%E3%83%B3
![【ワクチン接種遅れる日本】 途上国レベル、経済協力開発機構(OECD)加盟37カ国で最低 [影のたけし軍団★]->画像>2枚](https://www.sankei.com/images/news/210520/wor2105200020-p1.jpg)