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ワクチンのキャンセル分、保育所職員らに転用へ 小野市、兵庫県内で初
兵庫県小野市は、高齢者対象の新型コロナウイルスワクチンの集団接種や個別接種でキャンセルが出た場合、市内の保育所やこども園などの職員に接種する方針を固めた。市によると、キャンセル分を保育士らに転用するのは、兵庫県内で初という。
国はワクチンのロス防止策について、各自治体に裁量を持たせている。市は10歳未満の感染も増えている現状を踏まえ、市内16カ所の保育所やこども園、幼稚園の職員ら約380人を、年齢を問わず接種対象にすることを決めた。
当日のキャンセルが発生した際、まず未接種の医療従事者や、高齢者への転用を優先する。該当者が見つからなかった場合、市が保育所などに連絡し、事前に作成した優先リストを基に職員に接種を行う。
5月下旬からの実施を予定し、市は「幼稚園や保育園では、職員と幼い子どもの接触が多い。安全、安心な保育環境づくりとワクチンを無駄にしないために仕組みを考案した」としている。
また、兵庫県たつの市は14日、65歳以上の予約受け付けに際し、定員の5%に当たる261人分の「キャンセル待ち枠」を設け、電話連絡から30分以内に接種会場8カ所に到着できることを条件に募集すると発表した。(杉山雅崇、直江 純)
5/15(土) 10:00
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