都は、新型コロナウイルスに感染し自宅やホテルで療養した人にウェブアンケートを実施(2月15日から4月30日の間、10歳未満から70代まで2277人回答)。
発症日直前14日間にマスクを「常に」「ほとんど」着用していたという人が97.6%となる一方で、
4人に1人にあたる24.5%が「マスクなしで同居者以外と会話したことがあった」という結果になった。
中でも10代は36.4%、20代は35.3%とさらに高くなっている。
また、飲酒を伴う懇親会等に参加した人は、全体で15.5%。
中でも20代から50代の若い世代の男性が多く、2月、3月から4月にかけて増え、2割程度はいわゆる“飲み会”に参加していた。
自覚症状として、65.1%が発熱、57.4%が頭痛、57%が倦怠感があったという。
「5月31日に緊急事態宣言を解除できるとはちょっと思えない」
「感染者がたいして減ってない中で宣言解除となったら、目も当てられないことになるんじゃないか」
都の関係者らからは、月末の宣言解除を危ぶむ声も聞こえてくる。
「オリパラをやる気なら、少なくとも7月上旬まで宣言継続しないと」専門家の間ではこのうような見方も出ているという。
「逆に宣言がなかった時にどうなっているのかも、考えたいと思います」
緊急事態宣言の効果を記者から問われた小池知事は、変異ウイルスの「未知の部分」を強調し、変異ウイルスの感染力の強さを「1つのファクト」と述べた。
小池知事の頭の中には、大阪の姿が浮かんだのかもしれない。
「マスクは不織布が望ましい」
国立国際医療研究センターの大曲貴夫国際感染症センター長は、会議の中でマスクの素材についてウレタンや布ではなく不織布を推奨。
「普段マスクをしているけれども、ちょっとしたところで、会話や食事などを挟むことによってあっという間に感染してしまう」
小池知事は、少しの緩みが感染につながると指摘した。
「コロナは本当に嫌なやつです。そういう嫌なやつと戦うためには、徹底してマスクや手洗いなど改めてよろしくお願いいたします」
小池知事は改めて基本的な対策の徹底を求めつつ、次のように述べた。
「つまるところですね、結局ワクチンなんですね」
ワクチン接種のスピードと感染力の強さ、そのせめぎ合いが続く。
https://www.fnn.jp/articles/-/181981#:~:text=%E3%83%AF%E3%82%AF%E3%83%81%E3%83%B3