https://www3.nhk.or.jp/lnews/kofu/20210511/1040013055.html
県歯科医師会がワクチン接種に協力する意向示す
新型コロナウイルスのワクチン接種について、県は11日、県の歯科医師会に対し、ワクチン接種の人材確保が必要になった際の協力を依頼し、歯科医師会も協力する意向を示しました。
ワクチンの接種は医療行為にあたるため、医師や医師の指示を受けた看護師などが行うよう法律で定められていますが、厚生労働省は先月、接種の担い手などが確保できない地域に限り、歯科医師が接種を行うことを特例で認める通知を出しています。
これを受けて、県は11日、県の歯科医師会に対し、ワクチン接種の人材確保が必要となった場合の協力を求め、歯科医師会も協力する意向を示しました。
県歯科医師会の三森幹夫会長によりますと、11日、県内の会員になっている468人の歯科医師に対して接種の協力を求める文書を送ったということです。
一方、歯科医師が接種できる条件は、地元の市町村が看護師などの確保が困難と判断し、地域の医師会などとの合意のうえ、歯科医師会などに協力を要請する必要があるとしています。
そのうえで、接種を受ける人の同意があること、医師がいる集団接種の会場であること、筋肉注射の経験があるか、研修を受けた歯科医師であることなどとしています。
三森会長は、「ワクチン接種には全面的に協力したい。県内には8ブロックの歯科医師会の組織があるが、そこで対応できない場合は会全体として対応し、歯科の業界からもできる限りの貢献をしていきたい」と話していました。
05月11日 20時05分
NHK