千葉大医学部付属病院は4月30日、職員の医師が患者586人の名前や病名などをクラウドサービス上に誤って同期し、更にフィッシング詐欺でクラウドのIDとパスワードを盗まれたと発表した。クラウドは不正アクセスされ、パスワードが変更された。
同病院によると、同期した個人情報は名前、性別、病名、入退院日、入院目的など。
医師は4月中旬ごろ、専門医試験の準備のため、患者の個人情報をUSBで個人用パソコンに保存。その際、クラウド上にも同期された。更に25日、医師が宅配業者を装ったフィッシングメールのURLをクリックし、クラウドのIDとパスワードを盗まれた。クラウドサービスからパスワード変更のメールが届き、不正アクセス被害に気付いたという。
同病院では個人情報を持ち出す際、病院長の許可やデータの匿名化が必要だが、医師はいずれも怠り、クラウドも大学が許可していないものだった。
同病院はクラウドから個人情報を削除する準備を進めている。患者には28日付でおわびの文書を発送した。【石川勝義】
毎日新聞 2021/5/1 11:23(最終更新 5/1 11:23)
http://connectivitycheck.platform.hicloud.com/generate_204_7456f050-0064-4194-9444-de5a45b77391
同病院によると、同期した個人情報は名前、性別、病名、入退院日、入院目的など。
医師は4月中旬ごろ、専門医試験の準備のため、患者の個人情報をUSBで個人用パソコンに保存。その際、クラウド上にも同期された。更に25日、医師が宅配業者を装ったフィッシングメールのURLをクリックし、クラウドのIDとパスワードを盗まれた。クラウドサービスからパスワード変更のメールが届き、不正アクセス被害に気付いたという。
同病院では個人情報を持ち出す際、病院長の許可やデータの匿名化が必要だが、医師はいずれも怠り、クラウドも大学が許可していないものだった。
同病院はクラウドから個人情報を削除する準備を進めている。患者には28日付でおわびの文書を発送した。【石川勝義】
毎日新聞 2021/5/1 11:23(最終更新 5/1 11:23)
http://connectivitycheck.platform.hicloud.com/generate_204_7456f050-0064-4194-9444-de5a45b77391