国の現金給付を背景に「景気回復のペースが加速している」として、前回よりも上向きの判断を示しました。
アメリカの中央銀行にあたるFRBは14日、全米の12の地区連銀がまとめた「ベージュブック」と呼ばれる最新の経済報告を公表しました。
この中で、景気の現状について「回復のペースが加速している」と表現し、
前回、3月上旬の報告よりも上向きの判断を示しました。
理由については、新型コロナウイルスのワクチン接種の広がりや飲食店の人数制限などの緩和、
それに、現金給付を柱とした政府の経済対策の効果が表れているとしています。
地域別では、感染拡大で大きな打撃を受けたニューヨークについて、「感染拡大以降で初めて力強い回復がみられた」としています。
また、全米の多くの地域で、春休みにあわせたレジャーや旅行の需要が高まり、雇用も増加傾向にあるとしています。
一方で、景気回復に伴う物価の上昇も報告され、一部の地域では、木材や食料品などの価格が値上がりしているほか、
戸建て住宅の価格も上昇し続けているとしています。
FRBのパウエル議長はこの日行われた講演で「経済は転換期を迎えている。成長と雇用の回復が加速する段階に入るだろう」と述べました。
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