※NHK
新型コロナウイルスへの感染が確認された軽症や無症状の人が宿泊療養を行う県内で3か所目の施設として、富士河口湖町のホテルが15日から運用を開始するのを前に14日、報道関係者に公開されました。
15日から運用を始めるのは富士河口湖町のホテル「東横イン富士河口湖大橋」で、北杜市と甲府市のホテルに次いで新型コロナウイルス感染者のうち軽症と無症状の人を受け入れる県内3か所目の宿泊療養施設となります。
14日は、報道関係者に施設が公開され、使用方法などが説明されました。
それによりますと、療養者は通常の状態では1人が2つのシングルルームを使うことができ、180人分の部屋が確保されています。
施設にはネット環境が整備されているほか、食事の出前や買い物代行などの要望にも無料で応じるとしています。
また、療養者が利用できるコインランドリーや食事を温めるためのスペースなども整備され、療養者の見守るカメラが18台設けられています。
さらに、施設には看護師などが24時間常駐し、療養者に体温や体調などを電話で伝えてもらうなどして健康観察を行うということです。
この施設を運用することで、感染者が増えて1人1部屋の使用にした場合で、県内では北杜市と甲府市の施設も合わせて最大449人まで受け入れが可能になるということです。
県衛生薬務課の大澤かおり課長は「富士東部地域の人たちが近くで療養できる施設を設けた。自宅のような環境で生活できるよう配慮したい」と話していました。
04月14日 17時31分
https://www3.nhk.or.jp/lnews/kofu/20210414/1040012822.html