飲食の場を通じた感染拡大の防止策が軸。居酒屋では店でのマスク着用を呼び掛け「客も店も意識を持って」と感染対策に臨む。
一方「個人の努力頼り」と冷ややかな声もあり、「コロナ疲れ」の中どこまで実効性があるのか、不安をはらんだスタートとなった。
措置の対象は仙台市、大阪市と兵庫県の神戸、尼崎、西宮、芦屋の4市で、期間は5月5日まで。
3府県は飲食店に午後8時までの時短営業やアクリル板設置などを要請する。実施状況を確認する見回りも強化する。
4月5日朝、大阪市の繁華街・梅田周辺の飲食店では、食事中も会話時はマスクをする「マスク会食」を促す貼り紙が見られた。
居酒屋を営む西村雅一さん(60)は、消毒やアクリル板設置などの対策をしてきたが、この日から入店時にマスク着用も呼び掛ける。
「感染対策に費用がかかり、店側もリスクを負っている。お客さんも店もお互いに意識を持って過ごしたい」と話した。
神戸市の中心部、JR三ノ宮駅。市内の高齢者施設に勤める看護師大川智美さん(46)は「(措置に)どこまで拘束力があるか分からない。
個人の努力に丸投げしているように感じる」とこぼした。近くのカフェの入り口には「ご注文の際は必ずマスク着用。未着用の方は入店禁止」と注意書きも。
JR仙台駅は、普段通り多くの通勤客らが行き交った。出張で訪れた相模原市の会社員近藤直人さん(54)は
「首都圏よりも感染が広がっているイメージ。本当は仕事を終えたら一杯飲みたいけれど、今日はすぐに帰ります」と話した。
対象地域外でも多くの市町村で飲食店に午後9時までの時短営業を要請。不要不急の外出自粛も呼び掛ける。
大阪府は4日、日曜としては過去最多の593人の感染を発表した。兵庫県も211人と平日並みの水準。宮城県は80人だった。
https://www.muromin.jp/news.php?id=26612#:~:text=%E9%A3%B2%E9%A3%9F
![【まん延防止措置開始】 「客も店も意識持って」 [影のたけし軍団★]->画像>2枚](https://www.muromin.jp/up/img/m/20210405123032187_5308176458.jpg)