【ニューヨークAFP=時事】英国のヘンリー王子(36)は24日、インターネット上の偽情報に関する委員会のメンバーに加わった。(写真は英国のヘンリー王子)
同委員会を運営する非営利団体「アスペン研究所」は、ヘンリー王子をメンバー18人の一人に迎えられて「光栄」だと述べた。
同委員会は、偽情報拡散の元凶を特定し、対応に役立つ解決策を見いだすことを目的としている。
ヘンリー王子は、アスペン研究所が4月から半年にわたって実施する米ネット上の誤情報と偽情報に関する調査に協力する。
ヘンリー王子は、「誤情報があふれる現在のデジタル世界での経験は、個人や社会が現実世界についてはっきりと考え、真に理解する能力に影響を与えている」と発表した。
さらに、「これは人類の問題だと考える。従って、権利擁護団体やメディア関係者、学術研究者、政府と市民社会の指導者といったさまざまな利害関係者の対応が必要になる」と続けた。
ヘンリー王子は同委員会で、マスコミに追われてきた自身の経験を役立てるものとみられている。
ヘンリー王子は先月、出演した米トーク番組で、英メディアが自分のメンタルヘルスを「破壊していた」ことが、妻のメーガン妃と共に王室を離脱した理由だと語っていた。【翻訳編集AFPBBNews】
2021年03月26日11時47分
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