ワクチン集団接種、7割の自治体はぶっつけ本番? 2割は看護師確保見通せず 厚労省全市区町村調査
新型コロナウイルスワクチンの住民接種事業を担う全1741市区町村のうち、公民館などでの集団接種を想定した事前訓練を実施済みや予定しているのは約3割の約490市区町村にとどまることが27日、厚生労働省の調査で分かった。各接種会場に配置する医師確保の見通しが立っていない自治体は約1割、看護師では約2割に上ったことも判明した。
1994年の予防接種法改正で個別接種が中心となり、集団接種はほとんど行われておらず、市区町村に十分なノウハウがない。短期間に多数に接種する前例のない国家的事業が円滑に進むかどうか、課題を残す形となった。住民で最初となる65歳以上の高齢者の新型コロナワクチン接種が約2週間後の4月12日から順次始まる。26日の週に全市区町村に約500人分ずつワクチンが配送された後、本格化する見通し。
厚労省が今月17日時点での準備状況を1741の全市区町村に聞いた。約7割の自治体は事前訓練の「予定はない」と回答している。(共同)
共同通信 2021年03月27日 19時51分
https://www.tokyo-np.co.jp/article/94213
新型コロナウイルスワクチンの住民接種事業を担う全1741市区町村のうち、公民館などでの集団接種を想定した事前訓練を実施済みや予定しているのは約3割の約490市区町村にとどまることが27日、厚生労働省の調査で分かった。各接種会場に配置する医師確保の見通しが立っていない自治体は約1割、看護師では約2割に上ったことも判明した。
1994年の予防接種法改正で個別接種が中心となり、集団接種はほとんど行われておらず、市区町村に十分なノウハウがない。短期間に多数に接種する前例のない国家的事業が円滑に進むかどうか、課題を残す形となった。住民で最初となる65歳以上の高齢者の新型コロナワクチン接種が約2週間後の4月12日から順次始まる。26日の週に全市区町村に約500人分ずつワクチンが配送された後、本格化する見通し。
厚労省が今月17日時点での準備状況を1741の全市区町村に聞いた。約7割の自治体は事前訓練の「予定はない」と回答している。(共同)
共同通信 2021年03月27日 19時51分
https://www.tokyo-np.co.jp/article/94213