※岐阜新聞
岐阜県多治見市笠原町のコンビニ店内で倒れた高田昇さん(70)=滝呂町=に心臓マッサージなど適切な応急手当てを施し命をつなぎ止めたとして、同店でアルバイトとして働いている専門学校生加藤潤也さん(20)=笠原町=と大学生岡田遼真さん(20)=同町=に11日、市消防長感謝状が贈られた。
1月22日午前4時45分ごろ、加藤さんは防犯カメラのモニターで高田さんが倒れているのを見つけた。「大丈夫ですか」と体を揺すったが反応は無く、顔色は青紫色がかっていたため、岡田さんに処置を引き継ぎつつ119番した。電話口から指示を受けながら、2人は10分ほど交互に胸骨圧迫を繰り返し、救急車の到着を待った。
市消防本部によると、救急隊の到着時に高田さんは心肺停止の状態で、自動体外式除細動器(AED)によって現場で呼吸が戻った。2人の処置がなければほぼ助からない厳しい状況だったという。
同市三笠町の市消防本部で行われた贈呈式には、高田さんと妻の三千代さん(70)も出席し、「天国から引き戻してもらった。ありがとう」と感謝を伝えた。加地哲消防長から感謝状を受け取った2人は「当時は生きているのか分からない不安もあったが、できることはやろうと思った」といい、「助かって本当に良かった」と安堵(あんど)の表情を浮かべた。
3/12(金) 8:19配信
https://news.yahoo.co.jp/articles/6db847563cebea83f9329c0f35304782968e4656