愛知県の大村秀章知事のリコール(解職請求)運動を巡る署名偽造問題で、運動をボランティアで手伝った同県尾張地方の40代女性が取材に応じた。活動団体会長を務めた美容外科「高須クリニック」の高須克弥院長や、活動を支援した河村たかし名古屋市長らの問題発覚後の説明に不満をあらわに。「何があったのか、ちゃんと話してほしい」と語った。
高須氏と、運動団体事務局長の田中孝博・元愛知県議は二月二十二日に開いた会見で、本紙の取材で明らかになった署名偽造へのアルバイト動員について「事務局は何の関係もない」と繰り返した。女性は二人の姿に「彼らが始めた運動を、私たちは頑張ってやったのに」と落胆した。
女性は、大村知事が実行委員会長を務めた国際芸術祭「あいちトリエンナーレ2019」の展示内容に疑問を持ち、リコール運動に参加した。地元に設けられた事務所で、署名の受け付けを担当。署名してくれた六十〜七十人の顔は今でも覚えているという。ただ、署名集めが終わって以降、事務局からのお礼はなかった。疑惑発覚後も説明は受けていない。女性は「たとえ署名の数が少なくても、私たちが声を上げたことを伝えたかった。きれいな署名まで汚された」と怒る。
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2021年3月2日 5時00分