東京五輪聖火リレーが“密”で中断も?静岡県内でも戸惑い「誰が決めるのか」
2/26(金) 17:39配信 SBS(静岡放送)
https://news.yahoo.co.jp/articles/118a4c3afe21c0b44e22a1ae717fac808011f447
<大会組織委員会 橋本聖子会長>「47都道府県をつなぐ聖火リレーは、新型コロナウイルス感染症対策を万全に、安全最優先で進めていくことが大変重要だと考えております」
3月、福島県を皮切りにスタートする「聖火リレー」。静岡県内では6月23日から3日間の日程で、初日の湖西市をはじめ22市町26区間を結ぶことが予定されています。大会組織委員会は25日、「聖火リレー」でのコロナ対策についてのガイドラインを発表しました。ガイドラインでは、沿道での観覧自粛は求めず、大声を出さない拍手での応援をすること。過度な密集が発生した場合は聖火リレーを中断することなどが盛り込まれています。
<熊坂良記者>「コロナ対策などをまとめたガイドラインが発表され、県の担当職員もその準備に追われています」
県のオリンピック・パラリンピック推進課では2021年7月に、県東部を中心に行われる自転車競技に向けて現在も準備を行っています。そんな中で突然浮上した聖火リレーの新たなガイドライン。県の担当者は…
<県スポーツ・文化観光部スポーツ局オリンピック・パラリンピック推進課 横井志伸課長>「誰がどのように決めるのか。密を排除するために誰が責任をもって安全性を確保するのか、見えないところが多くて正直戸惑っている」
新たなガイドラインでは聖火リレーについて、「配布グッズなどを活用した応援をお願いします」としていますが、具体的なイメージができないため、現場を指揮する職員は困惑しています。
<県スポーツ・文化観光部スポーツ局オリンピック・パラリンピック推進課 横井志伸課長>「配布物もどういうものが配られるのか示されていないので分からない。『拍手でやってください』というのは誰か人を置いて指導をするのか、というような具体的な安全性の担保の仕方がまだ見えてこない」
県内の聖火リレーのスタートまであと4ヶ月ほどしかありません。県は、大会組織委員会から明確に方針や具体策が示されていない現状に危機感すら感じています。
<県スポーツ・文化観光部スポーツ局オリンピック・パラリンピック推進課 横井志伸課長>「大会組織委員会の最終的な判断が主体。今後の協議についても明確にしてもらいたい」