ネズミの生殖機能回復研究で成功
*ソース元にニュース画像あり*
http://www3.nhk.or.jp/lnews/nagoya/20210207/3000015173.html
※NHKローカルニュースは元記事が消えるのが早いので御注意を
不妊状態にしたネズミの脳にある特定の神経細胞を復元したところ、
生殖機能を回復させることに成功したと名古屋大学の研究グループが発表しました。
不妊治療などへの応用につながると期待されています。
ほ乳類の卵胞発育や精子形成などの生殖機能は、脳の視床下部にある神経細胞が
制御していることがわかっていて、名古屋大学の研究グループは、視床下部の中の
「弓状核」という領域に注目しました。
不妊状態のネズミに対して、弓状核にある「KNDyニューロン」と呼ばれる神経細胞を
遺伝子操作で復元したところ、卵巣の機能を刺激するホルモンの分泌が回復し、
卵胞を排卵できる大きさまで発育させることに成功しました。
逆に、正常なネズミでKNDyニューロンの機能を失わせると、卵巣の機能を刺激するホルモンの
分泌がとまり、不妊になったということです。
こうした結果から、グループでは、このKNDyニューロンが卵胞の発育など
生殖機能の中枢を担っていることが証明されたとしていて、名古屋大学大学院生
命農学研究科の束村博子教授は「オスも共通のメカニズムと考えられ、
今後、不妊治療などへの応用につながる可能性がある」と話しています。
02/07 09:24
*ソース元にニュース画像あり*
http://www3.nhk.or.jp/lnews/nagoya/20210207/3000015173.html
※NHKローカルニュースは元記事が消えるのが早いので御注意を
不妊状態にしたネズミの脳にある特定の神経細胞を復元したところ、
生殖機能を回復させることに成功したと名古屋大学の研究グループが発表しました。
不妊治療などへの応用につながると期待されています。
ほ乳類の卵胞発育や精子形成などの生殖機能は、脳の視床下部にある神経細胞が
制御していることがわかっていて、名古屋大学の研究グループは、視床下部の中の
「弓状核」という領域に注目しました。
不妊状態のネズミに対して、弓状核にある「KNDyニューロン」と呼ばれる神経細胞を
遺伝子操作で復元したところ、卵巣の機能を刺激するホルモンの分泌が回復し、
卵胞を排卵できる大きさまで発育させることに成功しました。
逆に、正常なネズミでKNDyニューロンの機能を失わせると、卵巣の機能を刺激するホルモンの
分泌がとまり、不妊になったということです。
こうした結果から、グループでは、このKNDyニューロンが卵胞の発育など
生殖機能の中枢を担っていることが証明されたとしていて、名古屋大学大学院生
命農学研究科の束村博子教授は「オスも共通のメカニズムと考えられ、
今後、不妊治療などへの応用につながる可能性がある」と話しています。
02/07 09:24